タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
ドカイチャ!!
ラブピカルポッピー!  
SMEE   5 時間前後  
                                       
シナリオ    グラフィック   音楽    キャラクター   総合点数    個人的評価  
B(22/30)    B(14/20)   B(14/20)   (24/30)   B(74)    B+  
 
初めに(前書き)

今回のレビューは ラブピカルポッピー! (以降本編と表記)の
ファンディスクのようなゲームとなっています。そのために
本編の内容の一部が ネタバレ している場合があります。
それが気になる場合はこのまま戻って下さい。それでもいい
方はこのまま読んでいただけると幸いです。

総評

本編はかなり期待値が高かったのにも関わらず、個人的な
評価はギリギリ B+ だったんですが、本作は悩むことなく
B+ でいいと思えるぐらいには楽しめましたね。本作は主に
本編後のアフターストーリーやエピローグまでの間の話を
中心にに描写していて個人的にファンディスクに欲しいと
思える内容を限られた尺で描写出来ていた所を特に評価して
います。ただ、あくまで本編の延長線上なので本編を超える
評価は出来ませんけどね(個人的にそういう話がしたいなら
ファンディスクではなく続編という形にして欲しい)いずれに
しても、本編を楽しめた人なら間違いなく楽しめる内容で
あった事は事実ですし、ファンディスクという形としての
答えとしては十分ではないでしょうか?後は気になった点と
して、曲の追加がなかったり、本編程はサブキャラクターが
登場しなかったり、ちょっと希未のシナリオに引っ掛かりを
覚えた部分を考慮して総合点数は本編より下げています。

あらすじとプレイについて

正直、あらすじを書く程の内容はないですね。主に本編の
エンディングからエピローグまでを繋ぐ話にイチャラブを
割り増しで描写しているだけなので。
 
総プレイ時間は 5 時間前後ですね。共通ルートの後に個別
ルートに入る形ではなくて「はじめから」を選んだ後に
ヒロインを選択して進める形です。一応選択肢もあります
けどシナリオにそこまで影響はないです。1 人辺りのプレイ
時間は 1 時間あるかないかです。攻略順はご自由にどうぞ。
私は 美卯→珠祈→涼花→たんぽぽ→綾子→希未 の順番で
プレイしましたけど、特に問題はなかったです。ただ、別に
希未を最後にする必要はなかったですね。

シナリオ

あくまで、本編のエンディングからエピローグまでの部分へ
繋げるエピソードにイチャラブを加えた物が本編のメイン
ヒロイン 3 人で希未は少し違いますが、基本的には同じ
内容と考えていいです。ですが、期待しすぎていた部分も
ありましたけど、希未の個別ルートの方は少し肩透かしを
食らった感じがします。具体的に何処がとは書きにくいの
ですが、終わりの寂しさと始まりの期待を感じさせるような
今回の話だと尺…というか積み重ねの描写が少し足りないと
思いましたね。一方で希未以外のメインヒロイン 3 人は
本編のエピローグへ至る流れのきっかけを少しだけ描写した
以外はイチャラブとエロしか描いていないので、限られた
尺のなかでも違和感が出なかったのかなと思います。さて
残りの 2 人。たんぽぽと綾子さんについてですが、前者の
方は本編同様に尺不足を感じましたが、たんぽぽの良さや
特徴を本編と同じように描写していましたし、たんぽぽの
新たな一面も描写されていて悪くは無かったです。後者は
本作で個人的に一番好きなシナリオです。本編と変わらず
ネガティブな面も出ていましたけど、本編の雰囲気を崩さず
未来へ向かって進んで行きながら新たなる変化を描写して
いた部分を評価しています。まとめとしては少し希未の個別
ルートが気になりましたが、それ以外は本編のシナリオに
大きな不満を持っていた人以外は楽しめる内容だと思います。

グラフィック

本編と比べてそこまで変化はないですね。ただ、個人的には
綾子さんの水着姿を一枚絵で登場させたのは良かったです。
それでも、それ以上に珠祈の寮の屋上での一枚絵の良さが
印象に残っています。アレはやっぱりインパクトが強いです。
教室での普段とは違う表情で佇む希未の一枚絵も良いもの
ではあったんですけどね…流石に相手が悪いです。

音楽

音楽鑑賞で本編と曲数や内容が変わっていないので、特に
書く事がないです。あえて言えば BGM の きみがいちばん が
改めて良いものだと感じました。もし興味があれば音楽鑑賞
モード。25 を聞いて見てください。後はエンディング曲の
そらとうみとエトセトラ も改めて聞き直すと良かったです。
緩やかなメロディーの中でサビの部分で勢いをつけながら
終わりと始まりを意識される感じは良いですね。

キャラクター

本編では珠祈が一番好きでしたけど、本作では綾子さんが
結構好きになりましたね。相変わらずネガティブな部分の
描写はありましたけど、彼女なりに変わろうとして行動した
結果が最後のアレに繋がった訳ですからね。あれは普通に
良かったですね。そして相変わらず珠祈も良いです。もう
本当に 1 つ 1 つの言動の可愛さも良かったですが、本編の
ラストからエピローグでああやって主人公と一緒に寮母を
やる事になったきっかけの話も彼女らしさが出ていました。
残りのキャラクターは本編とそこまで評価は変わっていない
ですね。ただ、逆に本編での良さを損なう描写はなかった
ので、そこは安心していいと思います。

Hシーン

回想シーンに 希未、涼花、美卯、珠祈。そして綾子さんと
たんぽぽが 2 回収録されています。本編で導入されていた
Hシステムは無くなっていますが、個人的にそこまで必要と
していなかったのでこれについては特に気にしていないです。
プレイについては本編よりも頑張っているというか…濃密に
なっているような気がします。衣装の変化や玩具を使ったり
目のハイライトなど色々と工夫していましたね。個人的には
そこまで刺さらなかったですが。

最後に一言

SMEE の次の完全新作はどうなることやら。


 
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